2016年10月22日(土)中野アイドル文化祭

 午後やや遅れての参戦。間に合ったのはロザリオクロスからラストの8princessまで。肌寒い中熱気あるステージ...と言いたいところだがやはり寒かった。ビールと豚串でリラックスして観覧できるよいイベント。惜しむらくは本当に寒かったこと。

 以下、備忘録として;

 

・ロザリオクロス

 地方(静岡)のアイドルらしい素朴さと本格的なダンスのギャップが好感。衣装もそんな彼女たちのイメージに合わせてか清楚系。静岡ではいろんなイベントに引っ張りだこのようなのでこれからの活躍に期待。

・Elfin'

 初めて見たのだがビジュアルといいMCのいじり、歌唱力などパフォーマンスのクオリティの高さにも驚き。やけに行き届いてると思ったらなんとオスカーのタレント!オスカターの美声女コンテストというオーデの上位入賞者で組んだユニットのようだが、いきなり緑の子を「君の名は。」にねじ込む政治力はさすが。いや、ぶち込んだ時点ではこんなに売れると予想はしていなかったと思うけど。本人曰く「いじわる三人組」の一角という紹介が的を射すぎていて笑止。いきなりベトナムの日本サブカル紹介系のイベントにもリスティングするなどオスカーの力でどこまで行くのか楽しみなグループ。

・仮面女子候補

 出番の前に仮面をかぶったままその辺の屋台で買い食いしたりビラを配ったりする割にはがっつくヲタがいないのでまだまだこれからの自由な子たちなのかと思っていたら当日一番の人気。かなり後方からもサイリウム振ったりコールするヲタ多数でびっくり。きっとハロプロでいうDDが研修生も応援するようなノリなのだろうけどそれにしても仮面女子というカテゴリーが完全にアイドル界における一勢力になっている事実を垣間見たひとときであった。

マボロシ可憐GeNE

 フレッシュ撮影会で撮ったことのあるゆみのちゃんとかなみんのいるグループなので一度見たいと思っていた。当時はモデルさんが片手間にやるお遊戯程度の認識だったのがもったいない。自己紹介のMCがヲタの反応とセットで楽しい。ただのキャッチフレーズに止まらずファンも楽しめる参加型のプロセスとなっている点が素晴らしい。手慣れた感もあるが場数を踏んで得た経験がいかされているのであろう。

・DIANA☆SWEET

 当日は三人でのステージ。もっと人数が多そうだが何か事情があった模様。ピールのお変わりのため少しステージから離れていたためあまりよく観察できず。特筆すべき点もなくよくいるアイドルグループのひとつという印象。
・notall

 SNSアイドルということだが最近の地下アイドルはSNS、特にTwitterでのコミュニケーションを重視し活用しているイメージがあるためとりたてて他のアイドルと異なるアプローチを取っているとのイメージはない。10/8(土)にハロショ秋葉原で行われたハロヲタトークショー同グループから「べちこ」こと渡辺ちこが参加。℃-uteファン愛理推しという立場での出場で好きな動画を中心に紹介していたが、ハロプロキッズオーディションのつもりで何回か「エッグ」オーディションと言い間違えていた(司会者が指摘すればよいと思うのだが)のが残念。他の二人(はっぴっぴの塩見佳那、トゥラブのかすみ)が娘。オーデを受けるなどガチでハロヲタなのに対してやや薄いとの印象を残した。中野でのパフォーマンスは(ファンによるコールなどの対応も含めて)安定、と表現せざるを得ない内容の記憶しか残っていない。
・8princess

 八王子をホームとして活動する半ローカルアイドルとのこと。メンバーの印象は特に残っていないのだがヲタのパフォーマンスが素晴らしい。定番コールである「フワフワ」を「ニンニン」と言い換えるのは忍者がテーマの曲だからか。これが「ニンニン」とやや抑えた淡々としたトーンでやるものだからとてもおかしい。また違う曲ではミックスの内容を変えていたようだが、常連以外のファンや一般客にもコールできるよう広報の観客に向けたスケッチブックによるコール文の見やすい掲示もあり、ファンの一部だけでなく会場全体でのコールが一体感を高めていた。地下アイドルの浮沈はファン次第とよく言われるが、SNSでのおもしろ投稿や写真によるイメージ拡散と並んで現場での盛り上げは対バンの多いアイドルにあっては新規ファン獲得への貢献度が高い。事実、名前だけは聞いたことのあるグループとしか認識がなかったが、参加するか迷う対バンイベントの際に8プリの名前があればぜひ行ってみたい、となった。まさにサービス価値共創を地で行くアイドルとファンによる共創の好例。