2017年7月25日(火)つばきファクトリー新曲リリースイベント@ららぽーと豊洲

 つばきの首都圏二カ月ぶりとなるリリイベとのこと。仕事の合間に16時からの第一部に参加。開始5分前に着くと既に1部の優先エリア、握手券ともに配布終了。夏休みのせいか。昼休みに下見に来たときは誰もいなかったのに。つばき恐るべし。今回から椎間板ヘルニアで療養中の浅倉樹々ちゃんがMCと握手会のみ復帰。なんだか歩き方もそろそろと慎重な感じ。心なしか表情もさえないようで完調ではないのかも。衣装は残念ながら(?)就活生バージョンではなく花柄の夏らしいもの。つばきをまともに見るのは有明のデビューイベント以来だが研修生から繰り上がりの三人がよく馴染んでいて樹々ちゃん不在のマイナス面をあまり感じさせない。表情がさえなかったのはその辺りの焦りもあるのかも。特に秋山眞緒ちゃんのフレッシュさは結成後すでに2年を超えた初期メンが貫禄を備えてきたのと対照的に初々しくてよい。希空ちゃんがケバクナッテキタヨ…樹々ちゃんが療養中に残りのメンバーが成長したか聞かれて「ユニゾンが力強くなった」と答えていたけれどたしかに新メン三人が加わってから従来ちょっと弱弱しいイメージのあったボーカルが力強くなったとは感じる。中でも小野瑞歩の声が野太くてユニゾンの芯になっていて頼もしい。このメンバーでも十分にパフォーマンスが成り立っているのでこの中に樹々ちゃんの戻る場所があるのか心配になってしまった。リリース週ということでリリイベのあるレコードショップだけでなく、都内の大手ショップには二手に分かれて営業をかけるという地道な行動からも力を入れていることを感じる。去年のTIFは人気に比べて大きめの箱だったので余裕で入れたが今年は厳しいことになりそうか。それでもハロコン2回行くよりTIF3日間通し券の方が安いので考えてしまうね。

7/25豊洲1部セトリ
①笑って
②独り占め
MC:自己紹介
③初恋サンライズ
④ハナモヨウ
⑤青春まんまんなか!
MC:告知
⑥就活センセーション
有頂天LOVE

2017年6月23日(金)モーニング娘。'17 コンサートツアー春 ~THE INSPIRATION!~@日本武道館

 久しぶりの娘。さん。13期お披露目以来ということで自然と13期に目が行くことに。ただそのように意識しなくとも横山は人目を惹く逸材。すべてをすっ飛ばして娘。入りしたのも頷ける。ダンスや歌が突出してうまいということはないものの自分を可愛く見せる術をよく解ってるなという印象。基本的にパフォーマンスバカで可愛く見せるという点については空回りしがちなメンバーが大半の娘。において加入直後からそれが出来ているのは驚き。なんというかいわゆる昭和のザ・アイドルのような風格を既にして感じる。べた褒めしているわけではなくて娘。には今までいなかったというかあえて取るのを避けてきたような完璧アイドル系のキャラクタなので困惑しているというか。パフォーマンスバカの極北みたいな加賀ちゃんを同時に加入させたのはその辺りの毒気を中和させるためかと穿った見方をしたくなるほどに。なのでこれまたパフォーマンスの権化のごとくに鬼気迫る歌唱で観客のハートを鷲掴みにするふくちゃんと相対したシルバーの腕時計は見事な対比となった。田中れいなの印象が強い曲だがふくちゃんの歌は見事。前回の白眉が小田ちゃんの線香花火とすれば今回はこれ。そして舌足らずな歌唱でふくちゃんの熱唱に水を差す横山。それでもまったく不快に感じさせないのが凄いところだ。先日発表された森戸知沙希も明らかに横山タイプ。実はダンスもうまいというのは置いといてアイドル性一本で栃木のロコドルからアイドル界の頂点である娘。メンにのし上がった森戸に対するふくちゃんの複雑な表情が今後の方向性を示唆するだけにファンも敏感に何かを感じ取ったのだろう。歓迎一辺倒というわけにはいかなかったようだ。シルバーの腕時計はそうした方向性を示すという点で象徴的な場面だったなと。

 今回のセットリストはまずツアータイトルからして懐メロ(恋レボのB面)なので羽賀ちゃんなんかはまだ生まれてなかった時の曲なわけだ。序盤のメドレーはそんな旧曲と比較的最近の曲のミックスでこういうのは音楽にこだわるアップフロントならではと思う。とはいえ旧曲もupdatedアレンジで最近の曲へとシームレスに移行するので昔の曲知らなかったらまったく気づかないくらい自然。それにしてもウィアラのぶんぶんいうとこのジャンプとかWe are aliveのあとのチャッチャッていうクラップとか久しぶりにやって気分がよい。これは演者の負担も大きいがヲタも疲れる曲だったなあという感慨を抱きつつ最近の曲と混然一体となるこの流れは悪くない。この手のメドレーは以前にもやったような気がするのだけれど今回は選曲の妙とアレンジの巧みさで知的興奮度が高かった。

 そして会場でも大うけだったのが羽賀ちゃんのビデオ。まあおじさんは腹を抱えて笑ったし両隣の女子もキャーキャー言って喜んでいた。5割近くが女子という観測報告もあるほど女性比率の高い客層を意識したのか絶妙なコンテンツに仕上げてきた。誰か知恵者がいたのだろうか。メンバーが寸劇で台詞を回すよりもビデオに手紙の朗読という形式が見事にはまった感じだ。娘。は無理やりコントを仕込んだり芸人を意識したぎこちないMCに頼らなくても笑いを取れるいいコンテンツを見つけたのではないか。ああおもしろかった。

 空席がまったくないのでスベースがない中さらに追い打ちをかけるように両隣が女性ということでなるべく手や腕が振れないよう気を付けて大きな振りを取れず窮屈だった点と新曲「青春Say A-HA」があまりパットしなかったこと以外は全体に満足度の高いコンサートで2時間半ほどのステージはあっという間。ツアー終了後舞台を挟んでいるものの時間を空けたせいか全般に歌の部分は安定していたように思う。あまり聞く機会のなかった生田や飯窪さんの歌が聞けたのも貴重な体験。いろんな意味でメジャーの底力を見せつけられた公演。

 

セトリ:2chモ娘(狼)一人スレより

OA 就活センセーション(つばきファクトリー)

OPENING VTR

1 BRAND NEW MORNING

2 メドレー

One・Two・Three

~そうだ!We're ALIVE(updated) × Help me!!

恋愛ハンター(updated) × 恋愛レボリューション21(updatad)

3 SONGS

4 そうじゃない

5 愛の軍団

MC1(挨拶)

6 私のなんにもわかっちゃない

7 セクシーキャットの演説

8 Tokyoという片隅

MC2(小田野中牧野)

9 シルバーの腕時計 (譜久村・横山、ラップ:生田・加賀)

10 Give me 愛 (飯窪・石田・佐藤・工藤・加賀・横山)

11 Please!自由の扉 (小田・尾形・野中・牧野・羽賀・加賀・横山)

12 女子かしまし物語 ('17Ver.)

13 Loving you forever

MC3(THE INSPIRATION! 羽賀朱音初監督作品「こんな気持ち…初めて」上映)

14 モーニングコーヒー

15 メドレー

HOW DO YOU LIKE JAPAN? ~日本はどんな感じでっか?~

~TOP!

ワクテカ Take a chance

~いきまっしょい!

~Moonlight Night~月夜の晩だよ~

~What is LOVE?

MC4(煽り)

16 青春Say A-HA(新曲)

17 君の代わりは居やしない

18 わがまま 気のまま 愛のジョーク

MC5(挨拶)

19 インスピレーション!

ENCORE

20 ジェラシー ジェラシー

MC6

21 Happy大作戦

22 ブラボー!

6月21日(水)アンジュルム新曲リリースイベント@ららぽーと豊洲

 アンジュルム豊洲でのリリイベは久しぶり。一部は悪天候により握手のみ。二部は天候回復により実施というなかなかヲタにはきついスケジュール変更。なにせライブあとに握手せずに帰ってしまうアンジュヲタは多いからね。ライブ命。セトリは下記。

  1. 愛さえあればなんにもいらない
  2. MC自己紹介
  3. ナミダイロノケツイ
  4. 忘れてあげる
  5. 夕暮れ恋の時間
  6. MC曲紹介
  7. 魔女っ子メグちゃん

 MCトップパッターのかっさーが6/21はアンジュ加入を告げられた日、と興奮気味に語りヲタもすっかりおめでとうモード。(メンバーは知らなかったんかい)加入して半年くらいは堅かったかっさーも今ではすっかり表情も柔らかくなり、また変わり者の片鱗も見せつつすっかりアンジュに馴染んだようで先々が楽しみ。

 夕暮れ恋の時間で沸いてしまうのはやはり成仏できないスマヲタ多数ということか。武道館でも見たはずだがやはり距離が全然違うせいか細部がよくわかる。最近のハローの豊洲でのリリイベは人多すぎでことごとく外しているので悪天候はむしろ僥倖か。あやちょがMCで雨のおかげで授業休講、そして急きょのアルチンボルト展は空いてて良かった!と嬉しそうに語っていたが豊洲も同様に雨のため躊躇したヲタは少なからずいたはず。職場から歩いて2-3分の筆者にはまさに願ってもない状況ではあった。ちなみにアルチンボルト展はいつ行っても空いてると思うぞあやちょ。。。

 さて、愛さえあればのワルツの手拍子はそろそろこなれてきたところ。そこ以外にヲタの見せ場がないのはちと寂しい。ナミダイロノケツイは全部片仮名で書くとちょっといやらしいタイトルの割に泣かせる曲。どう聞いてもあいあいを待ってるというメッセージの歌詞にむろ、りかこ、かみこという歌メン。たしか6月いっぱいまでは活動しませんとのことだったはずだが7月以降の復帰は如何に。パニック障害がどれほど重い症状なのかは不明だが、過去のハロプロで何らの疾患を利用に休業したメンバーで戻ってきた者はいないだけに望み薄か。それにしてもこの曲、中盤のビートルズストロベリーフィールズみたいなふわふわしたオルガンの音がいい味出してたり全体にアレンジも凝ってるし泣かせどころ多数で好き。

 曲紹介ではみな言うことがなくなってきたせいかあやちょがMV撮影時の会場のトイレの話を始める始末。りなぷーとたけちゃんに「それ今言う必要ありますか?」とクールな突っ込みをくらい

 そして先月の武道館でも感じたことだがかっさーの表情がよくノリノリ。魔女っ子メグちゃんでのほぼセンターでの歌割メインが効いているのか終始にこやか。握手会でもトリを務めて去り際に大きく手を振って愛想を振りまくなどサービス精神も旺盛。心なしか彼女のメンバーカラーであるホットピンクのサイリウムも増えたようで(かななんのピンクと判別が難しいのでおそらく双方とも自分のサイだとおもっているだろう)それも自信につながっているのかも。今日は握手先頭のあやちょと目線がバッチリ合ったのでそれだけでも生きてて良かったレベルの充実したイベ。

 

AKB48 49thシングル選抜総選挙雑感

 617日(土)にAKB48の第9回総選挙の開票が行われ、総投票数は過去最多の3382368票を集め、同じく過去最多の246376票を獲得した指原莉乃3連覇を果たした。初めての沖縄での開催、そして悪天候による開票イベントの中止と無観客開票、須藤凛々花の結婚宣言などの話題により今年も注目を集めたアイドル界の一大イベントについての雑感を記す。

 昨年、初めて前年実績を割った総得票数は回復、過去最多を記録した。同様に過去最多得票を集めて1位をキープした指原だが、ここ数年、得票からは指原の独壇場となっていることが見て取れる。ここ3年ほどの総得票数は多少の増減はあるものの大きく変わらない。一方で明らかにかつての神セブン、上位7名の全体に占める得票比率は右肩下がりで寡占化は緩和され全体的にはいよいよロングテールの様相を強めている。その中で1位獲得者の得票比率だけが上昇を続けており明らかに指原一強の様相を呈しているのである。

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 かつて地上波の常連だったAKB48のメンバーながら昨今は乃木坂などに押され振るわない中、その類まれなるトーク能力によりバラエティで引っ張りだこの指原のみが芸能人として突出した知名度を誇る一方で残るメンバーの支持が伸び悩むのはある意味当然とも言える。バラエティ番組を見て指原のファンとなり彼女のAKB48としての活動にまで踏み込む者がどれだけいるかは未知数だが、元々の指原ファンであれば他のメンバーよりも彼女の活躍する姿を見る機会が増えることは確かであり、それがまた彼女への支持を強固にしているとは言えるのかもしれない。それがAKB48にとって歓迎すべきことなのかはわからないが、アイドルファン、特にハロプロ好きとして知られる彼女が様々な場でモーニング娘。に言及している事実はハロヲタとして有り難く感じているのもまた確かである。

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 古参の上位メンバーの卒業や参加辞退により順当に繰り上がったメンバーが多い中、今年の目玉はやはり荻野、中井といった新潟勢であろう。また昨年は圏外で得票が速報値しか明らかでないため比較のベースとするには問題があるが前年比で2817%(つまり約30倍)と激増させた荻野由佳、1097%(約10倍)中井りかの他、860%の後藤楽々(SKE48のチームE)、834%福岡聖菜AKB48チームB)、688%加藤夕夏NMB48チームM)、658%市川美織NMB48チームN)、508%村瀬紗英NMB48のチームBⅡ)など前年の数倍もの得票を獲得するメンバーが少なくなかったことが特徴的と言える。これは昨年、前年比で一番伸ばした向井地美音の伸長率が156%に過ぎなかったことを考えるといかに大きな振れ幅であるかよくわかるだろう。昨年の得票が少なかったことによる反動と言えるが過去このように前年比で数倍から数十倍という等比級数的な伸びを示したメンバーはいなかっただけにこの変化は注目される。かつて神セブン全盛期はTVへの露出がそのまま総選挙の順位に反映されていたが先述したように指原以外は地上波で見ることすら珍しくなっってきただけに、マスメディアを介さない活動がより重視されてきていることを示すのだろうか。例えばShowroomでは24時間常に48グループの誰かが配信を行っており多数の視聴者を集めている。こうした遠隔地であってもメンバーの素の姿を映像と音声で感じることのできるプラットフォームの普及はロングテールのテールにあたるメンバーにも等しくチャンスを与えているということができるのか。今後の動向が注目される。

 さて須藤凛々花である。個人的にはアイドルとファンは虚像としてのアイドルに纏わる世界観の共同構成者であり、共同制作者であり共同受益者であると理解している。その関係性は不文契約のような不文律に支配されており、その虚像の核心ともいえるべきアイドルの処女性については過去も含めて神聖にして侵すべからざる領域であり、暗黙の了解によりその神域に踏み込むことは何人たりとも許されない。それについての神秘性の保守はアイドルによる善管注意義務とも呼ぶべき最低限遵守すべきルールである。須藤はその基本的責務を自ら破った挙句にファンへの感謝を述べるべき場において虚構を虚構であると宣言することでその関係性を規定する双務契約を一方的に破棄した点について断罪されるのは当然である。しかしながら「初めて人を好きになりました」という彼女の言葉の物悲しい響きはどうだろう。渡辺麻友をはじめとする現役のメンバー、OGも含めてAKB関係者は概ね彼女の言動に否定的であるという(以前、こじはるに対して「総選挙で結婚発表したらおもしろい」と発言していた秋元康は別として)。それは彼女たちが虚構を演じるために払ってきた努力と犠牲を無にするものだからだ。まゆゆの「やってくれたな」と言わんばかりの苦悶の表情は須藤の発言と対をなす今回のハイライトだろう。ファンのために青春を捧げ虚構の維持のために自ら進んで殉じるまゆゆの敗北の瞬間である。虚構などないと宣言し自らの人間性を開放してしまった須藤の体現した容赦ない現実性を前にアイドルファンはまた自らの献身により支えてきた虚構の伽藍を前に煩悶するのである。

2017年5月12日(金)TECH TALK LIVE 「アイドルソングの作り方」@Rock oN Company 渋谷店

 らぶどるやドルエレなどに楽曲提供するCHEEBOW氏の講演。個人的にはLasRabbiの「きっとぐっとサマーディズ」(元はPIP曲)、「Last Rabbit」、「絶望ロンリネス」の作曲者として身近な存在。

 LasRabbiがCDを出さないので権利関係が気になって聞いてみたのだけどライブアイドル界隈の請負形態は売切りが多いそうだ。つまりCDなどをリリースした場合の印税などは放棄した形。しかしながら業界の慣習に則って文書での契約などを交わすわけではないから信頼関係がないと後で揉めることも。先日、PIPを不本意な形で終わらせてしまったプロデューサとして濱野智史氏が(なぜか)謝罪会見をニコ動で生放送した際、PIPのある曲をどなたでもライブで自由に利用してよいと発言。それに対し作曲者が即座にツイッターで「ちょっと待て俺は聞いてないぞ!」と反応する場面があった。これは濱野氏が著作権に理解がないのではなく、おそらく買い取りの形態だったため使用権は買い取り側に移転しており作者への照会不要と考えたためと思われる。基本的には上記のように売切りの場合処々の権利は買い取り側に移転してると考えてよいと思われるが、文書契約を交わしていない曖昧な状況下において「仁義を切る」形で一言確認しなかったことが作者の逆鱗に触れたようだ。契約による権利移転の確証がない以上、作者側に著作権を主張できる根拠があるわけで、このあたりの機微についてCHEEBOW氏も「信頼関係」として言及していたのだろう。

 作曲の依頼の形態は大きく分けて二つ。上記のように直接依頼を受けるもの、そしてオーディションである。オーディションはAKBやハロプロなど大手では当たり前のように行われているが通常、作家事務所などに所属していないと声もかからないとのこと。個人で請け負っている作曲家はその点で人脈が大事になりそう。オーディションの場合、情報開示から提出まで10日程度しかないのでとにかく時間との勝負だとか。個々の依頼の場合にはもう少し余裕が持てるので3W程度あれば一曲仕上がるのだが並行して受けることも考え1か月程度見てもらっているとのこと。自分で作詞からアレンジまでこなす人であればもう少し詰められるのかもしれないがCHEEBOW氏は詞と編曲は第三者に委託するため受託者の工程分についても余裕をもたせている。

 さて肝心な曲の作り方だが、基本的にコードから入るとのこと。当日は王道進行ということでF→G→Em→Amを選択。少し味わいを変えるためEmとAmをセブンスに。そしてメロディ、ドラム、ベースと重ねていく。シーケンサソフトCubaseを使うとこのあたりの処理はかなりスムースに出来るようだ。また各楽器の音色も高価なソフトを入れておくとプリセットでかなり完成度の高いフレーズを入れ込むこともできるようだ。Blue2というソフトはコードを指定するだけで複雑なアルペジオのパターンを鳴らしてくれるためかなり使い勝手がよさそうに思えた。

 曲作りの際にはメロディーの断片をたくさんつくるよりもとにかくワンコーラスまとめてみることが大事だとか。いろいろなコード進行を勉強するためには楽器店や書店で売っている歌謡曲の歌詞とコード集がよいとのこと。それをもとに少しずつアレンジを加えることで独自のコード進行ができる。そこに乗るサビができたらBメロ、Aメロと作りこんでいく。アイドルの楽曲の場合、注意すべきは音域。CHEEBOW氏の経験則で大体今の女の子の声の出る範囲はC→E♭なのでほぼCmのコードに相当。そのため変化をつけるための転調も下方向にずらす短三度転調が便利。

 作曲の実演はCubaseにコードを打ち込んでそこにメロディやリズム隊、オケを入れていく形であっという間に出来上がっていく。自らは楽器はほとんどできないというCHEEBOW氏がPC上で作動するDTMソフトにインターフェイスとなる鍵盤キーボードで淡々と打ち込んでいく様は、これなら自分でも出来そう!と思わせるに十分だった。アイドルとしてある程度長期に活動することを考えている場合、自分で曲を作れるというのはコストの面からも音源使用の自由度から考えてもかなり有利だ。ピアノなど楽器の弾けるアイドルは作詞も含めて自力で楽曲作成に挑むのは悪くないのではないだろうか。

2017年5月22日 Buono!ライブ2017 〜Pienezza!〜@横浜アリーナ

 嗣永桃子の引退に伴う Buono!の実質上ラストライブ。もう一週間以上前のことなので備忘録として。(セトリは末尾にとざまさんのツイートから)

 昨年の武道館はチケットが取れなかったので日本橋のライブビューイングで見ていた。それほど混んでないしビールを飲みながらコンサート観戦できるのでこれはこれで悪くない。現場だと振りやコールを気にしたりでパフォーマンスに集中できなかったりするし、このクラスになるとステージが遠くてどっちにしても巨大モニターを凝視することになるので。とはいえさすがにラストではあるし日本青年館Zepp東京でのライブの楽しさも忘れられず横アリ参戦へ。

 横アリはおそらく2010年の亀井ジュンリン卒業以来7年振り。円形のセンターステージということでまさに360℃対応、どこから見てもメンバーの誰かがこちらを向いてくれているのでそれほど違和感はない。ところで前週のアンジュでは幸いなことに(興業的にはよくないが)両隣が空いていたので周りをそれほど気にしなくてよかったのだが、さすがにBuono!メンは女子に人気。両隣を若い女子に挟まれて大変大変気を遣う。そして寂しいことに女子はサイリウムは振ってくれるのだけどほとんどコールをしない。というかしていても聞こえない場合がほとんど。なので「オイ!オイ!」と必死に叫ぶ声が虚空に吸い込まれていく虚しさはにんともかんとも。暖簾に腕押しというか打っても響かないというか。。。

 ただBuono!コンの良さはコール入れたりジャンプしたりといったアクティブな参加だけでなく三人の歌を楽しめるところだ。中盤に夏ダカラ!、うらはら、Blue-Sky-Blueを経てアコースティックアレンジでそれぞれのメンバーが中心となる三曲(みや:消失点、あいり:Over The Rainbowもも:I Need You)という流れでは完全にアレンジの良さもあり三人の歌に魅了された。この三人を集めたときにキッズの歌唱メン揃えてきたなと身構えたものだが、ハローとは一線を画す方針だったのか、2012年の指祭りまでこれといった外仕事もなくまさに飼い殺し状態でもったいないことをしたとつくづく思う。松浦亜弥が退いて以来、ハローのコンサートで歌を聞かせる場面はめったになくなってしまったが、Buono!はそれができる稀有な存在だったのだ。ベリや℃のコンサートでのソロでもそのような瞬間があったのかもしれないがベリはあまりにもおちゃらけて楽し過ぎた。℃はそもそも最初の武道館しか行ってない。だからこの数年間、筆者はハロプロのコンサートで歌を楽しむという習慣がほとんどなかったことに改めて気づかされた。

 のびやかで澄んだ声質のみやとあいりに対しややハスキーでグループにアクセントを与えるももの声が特に好きだ。コンサート後に出演したヒャダインのラジオ(ガルポプ)で自分で歌がうまいとは思わないが声はいいと思うと語っていたもも。音程は安定しているし延ばした音の処理に少し手こずるところを除けば十分にうまいと言って差し支えないももの歌唱力だが、自分の歌を客観的に聞くことができていればこその言葉だろう。JAPANハロプロNETWORKかハロードライブだったかのラジオで細かすぎて伝わらないハロ曲の好きなポイントというコーナーでMY BOYでのもものパート「今日の風は今日しか吹かないから」の「から」の発声が特に好きだという投稿があったが、まさにそれ!と手を叩いたものだ。この声でもっとロックな曲が聴きたかったのだがベリはなんだか変な路線に行ってしまったしね。

 それにしてもあっという間の3時間強だった。ゲストはそれぞれ2曲ずつしか歌わなかったのに。みやのPINK CRES.はうぇいうぇい系でハロヲタには評判よくなさそうだが、E-Girlsをポップにしたような曲調は楽しくて悪くない。みやの歌唱力が生きるようには思えないが。みやといえば昨年の武道館ではベリの休止以降ブランクが空いてしまったせいか随分と調子を落としてしまった感は否めなかったが、今回は復調。昨年よりはずっとコンディション上げてきていたと思う。ただし透明感は失われた感が。代わりに声に芯が出てきたような気はするのだが今さら声変りでもないか。ピンクレは(この呼び方ピンチケみたいで気に入っている)どうも地下アイドルとは相いれない路線らしくなかなか会う機会のないのがつらい。先週は山中湖でのマラソンのイベントに呼ばれてたし。カントリーはオールディーズ路線がすっかり定着してハローの中での一定位置を確保することはできたように思えるがもも以降が課題か。℃-uteはさすがの貫禄で安定。SSAの箱の大きさに油断していたらまさかのチケット瞬殺。当日はライブビューイングかな。

 今回ライブでは初めて聞いた夏ダカラ!とやはりライブでは久しぶりのゴールが大変大変よろしかった。夏ダカラ!は8ビートの多いBuono!にあって4ビートのゆったりとした曲だけに当初シングルとしてはどうかと思ったが聞きこむととてもよい。今回のライブでは特に三人のハーモニーがきれいに処理されていてとても心地よかった。あんな大きいホールなのにこれは感心。そしてゴール。生バンドらしくギターをフィーチャーしたアレンジとシンセの壮大なオーケストラがこれまた気持ちよく響いて聞き入ってしまった。

 アンコールでのKiss!Kiss!Kiss!~たまにヘコんだら昼まで寝てればいい~の後のお約束のお昼寝タイム、ここでのももの二人へのメッセージの言葉とそのやさしい口調に顔をくしゃくしゃにして泣き顔をこらえるあいりの顔のアップで涙腺崩壊。みやへのメッセージをよく覚えてない上にみやからのももへのメッセージ…と思わせて曲に入るという落ちにうまく笑えないくらいに動揺してしまった。Buono!でのあいりは℃のメンバーといるときとは違って最年少だから思い切りみやとももに甘えてリラックスしきってとにかく楽しそうな印象が強かったからこの部分は効いたな。もう、この部分のももの朗読を聞くためだけにブルーレイ買いたい気分(うちはまだDVD)ホントのじぶんでメンバーはけてからも両隣の女の子がまだ帰らずにモニターのスタッフロール見ながらBGMのロックの神様に合わせてサイリウム振ってくれてたのはちょっと嬉しかったかな。

 

アンジュルム コンサートツアー 2017春 ~変わるもの 変わらないもの~@日本武道館

アンジュルム コンサートツアー 2017春 ~変わるもの 変わらないもの~ 日本武道館公演

 

 あいあい(相川茉穂)不在の8人でのツアーラスト。チケットの売れ行きが心配されたものの当日券が200枚さばけたとのことで(あやちょ談)スタンド上方までそれになりに埋まりガラガラ感はなんとか回避。それにしてもチケの売れ行きが悪いことはメンバーも相当気にしていたようでMCでも何度も話題に。特にたけちゃん(竹内朱莉)の「最初スタッフさんから『半分しか売れてないよ』と言われてどうしようかと思った」とのコメントには客席から苦笑が漏れた。来年は発表度同時に瞬殺だからすぐ買わないとなくなるよ、との強気のコメントは頼もしいがまろ(福田花音)、めいめい(田村芽実)とここ一年半程度で失ったパフォーマンス(特に歌唱力)上の戦力は埋め切れていないとの印象だけに楽観はできないか。

 序盤は本日解禁の新曲の固め打ちで会場もやや様子見という感じながら一曲目の「I無双strong!」(タイトルにはあえて突っ込まないが…)はコンサート一曲目で期待感を煽るなかなかの良曲。後程あやちょ(和田彩花)から説明があるが今回のセットリストはスマイレージ、アンシュルムの曲を何曲か集中して交互に演奏し双方のコントラストを狙ったとのこと。前半はアンジュルムとしてのイメージが固まる前の新曲とスマイレージ時代の曲中心。MCを挟んでアンジュの定番曲を避けた(ファンの好みにもよるが)ラインナップ、再びスマイレージ、MC、アンジュルム定番曲という流れ。今までスマイレージ時代の曲でアンジュルムのファンが盛り上がることに違和感を覚えていたというあやちょだが、この構成により自らの歴史を客観的に振り返ることができたのだろう。これもありだと。

 大器晩成からの怒涛の終盤はエネルギッシュなアンジュルムそのもの。最初から飛ばすというよりはアンジュ、スマ曲群を交互に配し徐々に盛り上げて最後に爆発させるよく考えられた構成。言い過ぎかもしれないがまるで4楽章構成の交響曲のような各楽章の配置。アンコールでのナミダイロノケツイはむろ(室田瑞希)、りかこ(佐々木莉佳子)、かみこ(上國料萌衣)の三人の歌唱組と残りのダンス組と最近の娘。でもおなじみの構成。まるで休養中のあいあいに向けたメッセージかのような情緒的な歌詞のせいもあるのか同期の二人と加入時期の近いかみこによる重唱はバラードでありながら芯のある重厚なハーモニーで魅了。現在のメンバーでは歌唱メンとしてたけちゃんが突出している印象が強いが、この三人も成長著しいことが伺えて頼もしく思えた。そしてアンコールラストはこれまた定番の友よ。

 成長といえば今回一番の成長が伺えたのはかっさー(笠原桃奈)だろう。もともと大きいダンスや中学生としては安定した歌に加え顔の表情が実に豊かに。昨秋加入直後のリリイベでは堅い表情で笑顔も硬直していた印象が強いが心底楽しんでるのであろうと思わせる満面の笑顔を見るにこの半年強での経験値の大きさは計り知れないものがある。

 今回は卒業者のいない純粋にライブを楽しめる舞台のはずがMCではかっさーはじめかみこ、りかこ、むろと年少メンがことごとく落涙。かっさーの感受性の強さは当初の無表情な印象の強さからとにかく意外、りかこの幼女泣きの顔芸とむろの涙もろさも相変わらずだが気の強そうなかみこの涙はこれまた意外。かななん(中西香菜)とりなぷー(勝田里奈)を意識する場面はほとんどなかったのだが地味に安定してパフォーマンスを支えていたということなのだろう。

 それにしてもアンジュルムのライブのおもしろさは多分にファンによるコールの完成度が支えていると常に実感する。特にハロプロでも屈指の高速BPMを誇る「出過ぎた杭は打たれない」における「そう雰囲気」オイ!「空気」オイ!の合いの手のリズムの正確さはあれだけの観客がいてなお揃ってしまうのは驚異的だ。それほど多くはないライブやホールコンサートで培ってきた統率されたファンのコールはどちらかというと振りコピ派が優勢な今のハロプロではやはり特筆すべき存在と思える。

 

セットリスト

01.I 無双 strong! ※新曲、シングル未収録

02.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間

03.愛さえあればなんにもいらない ※新曲

04.涙は蝶に変わる

05.ぁまのじゃく

06.○○ がんばらなくてもええねんで!!

07.魔女っ子メグちゃん ※新曲

08.ショートカット

★MC① メンバー紹介

09.恋ならとっくに始まってる

10.糸島Distance

11.乙女の逆襲

12.忘れてあげる

13.ミステリーナイト! ※曲前にVTR

14.さよなら さよなら さよなら

15.嗚呼 すすきの

16.同じ時給で働く友達の美人ママ

17.有頂天LOVE

★MC② 4人ずつMC

18.大器晩成

19.次々続々

20.ドンデンガエシ

21.出過ぎた杭は打たれない

▽アンコール

22.私の心

★MC③ 感想

23.ナミダイロノケツイ ※新曲

 

ぴーちゃん@6/12℃-ute解散SSA(@phityan)さんのツィートより引用