2016年11月16日(水) ハッピーくるくる@新宿dues

 「のの」と「きのこ」のJK(?)二人組ユニット。キュートなエレポップは一聴の価値あり。ということでDDにありがたい無銭ライブ、地球人主催の「ハッピーセット in 地球」へGO。

 出演は地球人、リナチックステイト、ハピくるの三組。冒頭、途中入場したので詳細は不明だが、背中に貼られた(本人はわからない)NGワードを口にせずに告知を行うというゲーム。これで買ったチームから出場順を決めるというもの。最後のリナさんの告知しか聞いていないが甲乙付け難かったようで会場の拍手では結審せず。なぜかじゃんけんで決定することに。勝った地球人が先発を選び次にハピくるがトリときてリナさんが自動的に真ん中という順番。

 正直ハピくるの曲しか聞いたことがなかったので他二組は未知数だったのだが、地球人一曲目のケルト風(と運営さんは表現してたがより具体的にいうとポーグスとかのアイリッシュカントリー風味)のフィドルや笛をフィーチャーしたイントロに期待値は一気に高まる。ナニコレオモシロイ。小柄なもぐちゃんと長身のさらさの二人組のひとくせありそうな雰囲気もぐー。アイドルであまりない曲調だと思うけどヲタも大盛り上がり。というか狭いスペースに人多すぎ。見たところ他の現場に比べて若い人が多そうでその分勢いも。ステージが低いのでアイドルは概して小柄なこともあり客席後方からは見えにくいのが難点か。二曲目以降はアジア風というか日本風というか無国籍風というか。地球人というのは国籍にとらわれないというような深淵な意味でグループ名としているのであればなかなかよくできたコンセプトアイドルだと思う。Youtubeなどで他の曲も聞いてみてよさそうだったらまた見たい。とりあえず一曲目のCDはゲト。

 二組目はソロなのにプロジェクト扱いのリナチックステイト通称リナさん。曲調はもろにボカロという感じで他二組も含めて当日の演目では一番キャッチー。地球人と同じプロデューサーのようだが、こちらは大分ボカロ≒踊ってみたな感じで今風の若い人向けテイストに振っているように感じる。CDは自身主催のライブで発売としているためか当夜はCD販売なく残念。売っていたらおそらく寄った勢いで買っていたのでお財布的には助かったとも言えるが。

 そしてトリにハピくる登場。なんだかよくわからないもこもこしたパーカーのような衣装。twitterのヘッダーやアイコン、CDジャケ写などに採用しているめるへんちっくなイラストのキャラクターのイメージを逸脱しないようリアルでも統一感を保っている点でこちらもコンセプトアイドルとしての方向性が明確で他のグループとは一線を画す。地球人とは違い二人とも小柄かつ実際にもJKと若いことからぬいぐるみ的な愛玩アイドルとしての破壊力抜群。曲名がわからないのでいまひとつ記憶が整理できないのだが「きのこー」や「のちゃーん」のコールは頻繁に入っていたように思う。エレポップ風な曲調でミックスとか思い切り向かないと思うし曲調に合わなければよせばいいと思うのだがそれでも無理やり入れ込むあたりにまたまた暗黙知の伝播のメカニズムのおもしろさを感じる。とりあえず「タイトルチューン天地想像」のCDを買ってきのこちゃんにランチェキにサインしてもらったがガチランダムでののちゃんの写真にきのこサインというねじれ現象はいずれ解消せねばなるまい。

2016年11月15日(火) ボカフォト平日無銭 南はな(なちゅらリウムvivid)ソロ@秋葉原サイファー

 以前、サイファーでラスラビの物販待ちの際にワンマンライブのビラを配りにきてくれた子。自発的に動く子が好きなので気にはしていたのだが、9月になちゅらリウムvividを卒業された小谷さゆりさんのブログを読んで以来、はなちゃんが気になって仕方なくなった。

ameblo.jp

 ホームページを見るとなちゅらリウムvividはもともとかなりな大所帯でしかも一時期は古い文書のスキャンして電子ファイル化する作業の代行サービスを行っていたとあるのだが、いつのまにか人数が減っていって小谷さん卒業までの数か月ははなちゃんと二人で頑張っていたとのこと。一人残るはなちゃんを気遣う小谷さんの「みんなにお願いをするとしたら、、できればはなちゃんのことを応援してほしいです( ;∀;) お願いするようなことじゃないかもしれないけど、、お願いします・・・_(._.)_」との言葉で締めるはなちゃんのよいこエピソードは妄想を膨らますに十分。試しにtwitterで絡んでみると(なんだか酔っ払いみたいだが)とても素直で可愛らしい返信をくれる子だった。

 SNSでのコミュニケーションはアイドルにとってとても重要な販促ツールのひとつだと思うのだが、リプやファボで「会ってみたい、話してみたい」と思わせるのはマーケティングでいうリードをさらに見込み客へとナーチャリングする上で運営は慎重に行うべき。アイドルによっては運営がこまかくガイドラインを設定している場合もあるようだが、はなちゃんは良くも悪くも個人の裁量に任されているようなので本人の資質を反映したとても真摯な内容かつ高校生らしい時間帯(毎日定期的におはようのツイートが登校前に投稿されるなど)で処理されている。

 ツイッターでのやり取りにすっかり気をよくして本人ソロのステージにいそいそと出かけたわけだが平日の早い時間帯(はなちゃんは18時から)とあって人もまばら、一曲目の「君の知らない物語」途中で入るとなちゅらTシャツとプリーツのミニスカートという高校生らしい姿で歌うはなちゃんが。慣れないせいかほとんど振りを入れることもなく淡々と歌いこむスタイルだが、思いのほか発声と音程が安定していて驚く。あとでボーカルのレッスンでも受けているのか聞いたが特に習ったりはしていないとのこと。最近、いろいろな地下アイドルを見て歌唱力は希少なタレントであることに気づかされただけにこれはさらに磨きをかければ貴重な戦力になりそう。2曲目は「からくりピエロ」ボカロの曲は踊ってみたでも人気があるのでもっとダイナミックな振り付けがあってもよかったかも。3曲目「rising hope」はアニメ魔法科高校の劣等生主題歌。これは子供が好きでよく見ていたから知っている…はずなのだがあまり印象に残っていなかったようだ。告知をはさんであっという間に終わってしまったステージだがすでに「よいこ」という刷り込みがあるだけにとても濃厚な時間に。

 そうなると物販での接触対応に弥が上にも期待は高まるのだが実際会ってみてもとてもよいこ。話ベタな人にも積極的に自分から話を振る配慮はあるが、妙にくだけた態度で馴れ馴れしく振る舞うこともなし。かといって丁寧すぎて硬い対応ということでもない。なちゅらに加入してから一定期間の活動経験は積んでいるので接客のノウハウというのはそれなりに蓄積しているとは思うのだが、あまり手慣れた感じではなく真摯に相手に向かい合う姿勢が感じられてとても好感が持てる。物販後はほかのアイドルさんの出番をフロアから見つめていた。誰の出番だったか忘れたがすぐ隣に立っていたので声をかけたかったが、そこはファンとしての節度を遵守。最後の*あぷりこっとさんの出番では制服と眼鏡でとてもイケてる女子高生の姿ではなかったが素朴な一面を垣間見ることができてこれはおじさんのファンには逆にたまらないはず。案の定、このおじさんはすっかりはなちゃんの虜に。

 *あぷりこっとさんを見るためにわざわざシンガポールから来日したというファンの男性が紹介されたりいろいろと見どころは多かったのだが、なにしろはなちゃん一色の夜であった。他の演者はいちごもなかちゃん、ちょびっと、パストリープス、マーブルズ、スマイル海賊団といった布陣。どんなアイドルでも必ず固定ファンが付いていると言われるが確かに。スマイル海賊団はよく名前を聞くだけにさすがにビジュアルやダンスを含めてパフォーマンスのレベルも高かったが、メンバーの年齢も比較的高くフレッシュさには欠けたか。パストリープスの黄色の子がビラをもって積極的に話しかけてきてくれたのでチェキでも撮ろうかと思ってしまった矢先に運営から呼ばれて自分のファンとチェキを撮りに物販の持ち場に戻ってくれたので危うく推し増し地獄に陥るところ運よく免れることができた。

 TwitterやHPの写真が今一つで今どきの女の子にしては自撮りが上手くないのは素朴さを感じさせていい面でもあるのだが、SNSなどの写真で興味を持ってもらえるケースもあるのでマーケティングにおける見込み客開拓の上でとても損。はなちゃんの場合掴んだ見込みヲタをファネル上でうまくナーチャリングして固定ヲタに放り込むまでのシステムは構築済みなので問題はリード獲得にある。びらびらもなかなか強力なツールなのだが効率が悪い。SNSアイキャッチできれば見込みヲタから固定ヲタへの育成の歩留まりは非常に高いので当面のはなちゃんの課題は自撮り強化だろう。とはいえ妙に自撮りがうまくなられても素朴さが失われるようでそれはそれで既存ヲタには痛い話ではあるが。

2016年11月14日(月) エレクトリックリボン オータムセール@新宿レッドノーズ

 ご新規割で入場無料(D別)しかも他のアイドルとのチェキを提示すればチェキも1枚無料との秋の大セール。以前から一度行きたいと思っていただけにこの機会を逃さずGO。新宿ルイードと同じビル、同じフロアだがこちらは大分狭いようだ。キャパは何人程度なのだろう。マックスで50人くらいといったところか。

 開演後10分程度で入場した際はフロアの観客を着席させてMCの最中。あちこちからヤジが飛ぶのをいなしながら手慣れたトークを進める舞台の3人の姿に演劇の小劇場の雰囲気を強く感じる。えりか嬢は調子が悪いのかリーダーぴっぴ氏のMC中終始しゃがんでいたがパフォーマンスでは何事もなかったかのように達者な歌を聞かせた。音大出ということで歌唱力には定評があると聞いていたがたしかにうまい。TopYell企画の対談で清流人、リリスクのメンバーと飲んできた(?)とのことでかなり酒が入っていたのか実際、体調は万全ではなかった模様。それでも何事もないように安定したパフォーマンスを見せるあたりプロ。

 MC中の客席の沸き具合とは裏腹に実演中のコールはスタンダード。ところどころフリコピも入るあたりヲタの出自も様々と見える。おもしろかったのはミックスを始める前の景気づけのコール「おーし行くぞ!」と入れる代わりに「じゃー、じゃー」と叫ぶところ。

 人を介して伝播していくだけに現場ごとに内容が変化していってもおかしくはないのだが、ミックスに関してはかなりどこの現場でもスタンダードな形式を保っていることが多いだけに少しの変化であってもそこに何らかの意思や背景があることが予想されるだけに非常に興味深かった。

 曲名がわからないのでセットリストを記すことができないのだが、エレクトリックという名称の割りにそれほど電子音ピコピコな音楽ではなく適度にアナログなテイストがえりか嬢の歌唱力を引き立たせているようにも思う。Youtubeでこれはよいなと思った曲を当日は演じなかったようなので(曲名は不如意)また別の機会に聞けることを期待。

 ご新規チェキではえりか嬢に撮っていただいた。大人の女性らしく胸を押し付けんばかりに密着してくれる濃厚サービス。どこの現場に通ってるのか聞かれたのでラスラビと答えたはずなのだが「ああデスラビ!昨日名前変わったんだよね!」と言われ「お、おう…重大発表、解散じゃなくてよかったよね」と合わせてしまった。ラスラビ知名度ないなあ。とにかく「新規掴んだら離さんぞ!」という強い気迫を感じた。そういうガツガツした上昇志向のアイドルは嫌いではないのでまた来ようと思う。

2016年10月29日(土) Beeすく~る@秋葉原クロロホルム

 Twitterを見ていたら「初めて割り」ということで初見の客にはチェキ無料という太っ腹なサービスを実施中!急きょゆっふぃーの特典会をスキップして秋葉原へ。写真見て中学生くらいと思っていたらなんと一人除いて小学生。。。さすがにチェキは撮れませなんだ。小6メンバーありちゅんの生誕祭ということでケーキの贈呈やクラッカーなともあり賑やか。それにしても堂々たるステージングや落ち着いたMCを見てると大人っぽいしなんだか不思議にキャラ立ちしてるのがおもしろい。特にちょっと話し方というか発音に癖のあるあーたむ11歳が絵に描いたようなませガキっぽくて大変絵になる。一番年上のはずの中一の愛羅様(というあだ名もどーかと思うが)の私なんでこんなことやってんだろう的なはにかみともやさぐれとも違うリアル反抗期的な消極性はひょっとして本人が本当に嫌がっているのであれば笑えないが思春期の少女が何かと戦っている様をリアルタイムで観察できる大変貴重な機会なのかもしれない。(先週11/8に誕生日を迎えて13歳となったことで週末に生誕祭が開催)小中学生だけに土日中心の活動につきなかなか現場には出られそうにないが機会があればまた見てみたいものだ。

2016年10月29日(土) 寺島由芙 アルバムリリースイベント@タワーレコード横浜ビブレ店

 ゆっふぃーのリリイベがなんと横浜で。大学院への通学途上なので当然参加。タイトル曲でもある「わたしになる」を始めとしてアルバムからの曲を何曲か。おもしろかったのは「ねこになりたい。」ヲタのコールがじゃーじゃーならぬにゃーにゃー。猫真似の振りも楽しい。曲名はわからないがある曲で歌詞が抜け一瞬固まった後すかさず観客にマイクを向けナイスリカバリー!と思ったのもつかの間、ヲタが歌えずゆっふぃーさんのおしかりを受けることに。披露したばかりの新アルバムの一曲ではヲタも覚えきれないよね。ここは少し同情するがM気質の強いヲタ連だけに次の場では完璧に覚えてくることであろう。この曲を歌う機会が次にいつ訪れるかは定かでないが。

 それにしてもゆっふぃーの上品な雰囲気とやや低めの音域でのびやかに歌う声はとても耳に心地よく昭和のアイドルをほうふつとさせる。BiSにいたなんて信じられないのだけれど。もうあまり小規模な対バンに出てくるような人ではないので現場に行く機会もあまりないと思われるだけに貴重な経験。

2016年10月28日(金) LasRabbi定期 れんれん生誕祭@秋葉原_factory

 2週間以上前なのでそろそろ記憶もあやふやだが非常に濃厚な体験をしたので記録に残しておく。LasRabbiを見始めたのが10月頭くらいから。AKBヲタで有名な社会学者の濱野智史氏が手掛けたというアイドルPIP(Platonic Idol Project)の経緯を調べているうちにそこから派生した同グループにたどり着いた。濱野氏の薫陶を受けセルフプロデュースを担当する森崎恵(めぐちー)に興味を持ち出かけた初回のライブでたまたまチェキを撮ってくれたれんれんがよい子だったので通うことに。

 この日が3回目の参戦。前2回は平日ということもありラスラビ目当ての客が多いとは言えない状況だったが、この日は定期、女性無料(D別)ということもあり盛況。定期では人が増えるらしい。対バンは避けてワンマンだけ来るファンも地下では多いと聞くが女性がかなり多かったので「女性無料」はそれなりに効いているのだろう。そして飛び道具ともいえるのが森川家三姉妹の三女あーやロイドこと森川彩香(以下彩香)の存在。冒頭のダンスから出場していたと思うのだけれど(うろ覚え)そのルックスの水準の高さは地下のそれではなかった。さすがにAKB48で正規メンに上り詰めただけのことはある。総選挙でランクインすることはなかったようだがそれでも明らかに輝きが違う。

 おもしろいのは9月に加入したれんれんが彩香の幼馴染ということ。つまりメンバー中萌恵ちゃん(北川萌恵)とちーちゃん(工藤千里)以外は家族同様の付き合いの4人なのだ。会場には森川家のお母さんも物販の会計を手伝ったりとまさに家内制手工業状態。なんというアットホームな空間だろう。実際、この日の白眉はれんれんと彩香を中心とするアルバム紹介そしてお母さんからの手紙朗読。そしてれんれん自身によるピアノ弾き語り。まるで子供のころ友達のお誕生日会に招かれたときのような懐かしい濃厚な家族の雰囲気。MCではメンバーの高校の偏差値を明かす一幕もあり恐ろしい事実が白日の下に。結局見た目通り森川家長女と萌恵ちゃんがしっかりしてるとの結論に。

 当日の演目はオリジナル曲に加えてAKBのカバーやボカロ曲でダンスなど。以下は公式ブログからのセトリ;

 

ディズニーハロウィン

MC

きっとぐっと

え?

MC

一分一秒君と僕の(あやかソロ)

彼女になれますか(千里ソロ)

Collme Collme(ひかれん)

ハート型ウイルス(めぐちさもえ)

てもでもの涙(あやれん)

大声ダイヤモンド(もえソロ)

リラックス(めぐちされん)

MC

ハルコイ

しーしーしー

トゥインクルデイズ(めぐれん)

キラキラ(ひかりソロ)

被害妄想携帯女子(もえちされんあや)

オツキミリサイタル(めぐソロ)

虎視眈々(ひかりれんあや)

MC

ベストフレンド(れんソロ)

MC

わがままなリップ

LastRabbit

MC

ラブチーノ

大福ちゃん問題

 リンクSTAR'sのサポートメンバー、大福ちゃんがついにフィットワンと正式契約ということで改名してしまった。梅田絢菜(うめだあやな)なんだかAKBにでもいそうな名前でおもしろみがない。

 大福ちゃんの最大の良さは名前がかわいいことなのに運営わかってない。チェキ撮るときに運営さんが「だいふくー!」って呼ぶと「ハーイ💛」と跳んで出てくるところが一番の萌えポイントだったのに。

 というわけで今後大福ちゃんの呼称をどうするかというのはヲタにとって著しき問題であり考慮を要する喫緊の課題である。単純に旧称という意味で「旧大福ちゃん」と命名することもできるが改名後しか知らない人にとって誰を指しているのか分かりづらい。以前はそう呼ばれていたよという意味ではLadybabyみたいに「梅田絢菜 formerly known as 大福ちゃん」とも呼べるがなにしろ長い。レディベはおそらく中二病の黒宮あたりがどっかから見つけてきたかPrince世代の運営のおじさんがつけてしまったのだろうが長いよ!呼びにくいよ!異名をとるという観点からはa.k.a.(also known as)を使う人も最近は多いので「梅田絢菜a.k.a.大福ちゃん」あたりが妥協点か。

 ちなみに石川ゆきは石原由希だそうだ。石原さとみネタでボケられるからおいしいね!