2017年2月22日(水)つばきファクトリーメジャーデビュー記念新曲リリースイベント@ディファ有明

 つばきメジャーデビューイベント。結成から2年も経ちハロコンでは毎回見るし去年はTIFにも出場。インディーズながらNegiccoやアプガ、夢アドなどの半地上とほぼ同格の扱いで大きなステージにも立っていたつばき。今さらメジャーデビュー?といぶかしみながらもやはりメジャーはメジャー。大きな会場だけにハローのイベント4連続売り切れシャットアウトだけはまぬがれた。4回目の正直でやっとCDゲット。しかしながら呼び出しの整理番号で1100番台だけにさすがに握手券は配布終了。なんとかライブだけは観覧。関係者や撮影のためのスペースを一部つぶしてはいたものの会場を埋め尽くした1200人近いファンを集めたのはやはり2年のキャリアのなせる業か。

 インディーズ時代の2曲に続きサプライズで登場した℃-uteジョイントでの都会のひとり暮らし、そして青春まんまんなか!を挟んでメジャーデビューシングルの連続3曲とセトリはなかなか盛りだくさん。「ファクトリー」の名を冠していることからベリーズ工房の精神を後継、と毎回説明するのだけれど、先にメジャーデビューして活躍しているこぶしとの対比からやはりベリに対して後発でデビューした℃-uteの後継との位置づけを公式にも印象付けるためなのかわざわざこの一曲のために℃-ute投入となかなかに準備は周到。個人的には℃-uteはキッズの初期に一人で外仕事のできる子たちはソロで出し(NHK教育などTVの露出もそこそこあった舞美や舞台にも出演していた村上愛など)、仕事のなさそうな子を集めたのがベリーズという印象を持っている。℃-uteを結成したときもまったく仕事のなかったなかさき以外はやっとキッズのエリート集団でギループ結成かという認識だったので苦節2年の苦労人としてのデビューを印象付けるための先達としての℃-ute、というのは何だか違和感が残る。つばきは結成時から薄幸感が漂っていて本当にデビューさせる気があるのか危ぶまれるような状態だったので。こちらは本当に正真正銘の苦節2年。本人たちも本格的にメジャーデビューできるのか不安思っていたところもあるのじゃないかと思う。きそらの涙もむべなるかなという感じ。

 それにしてもさすがにメジャーデビューだけに3曲ともよく練られた楽曲を持ってきたという感じ。初恋サンライズはもちろん格好いいが、うるわしのカメリアもお気に入り。カントリーなんかでも歌えるのかもしれないが、大正ロマンっぽいPVであれだけピュアな感じを出せるのはハローではつばきだけと感じさせる。MCも変にこなれてきた感はあるものの基本的にはピュア。メンバー間で突っ込みやガヤを入れたりしても下品にならないところもつばきのいいところなのかな、と。唐突にりこりこが読みだした手紙に仕込んだネタにおのみずが絶妙なタイミングで突っ込みを入れたのは見事だったけれど、あれもお笑い芸人を真似したいやらしさみたいなものがなくてとても微笑ましかった。そういう意味でMCなんか原稿の棒読みでひたすら素朴だった昔のハローっぽさを今一番体現しているのはつばき、ということは言えそうだなと改めて感じたリリイベ。苦労人としての本性を発揮し今やハロー最強とまで言われるつばきの握手を体験できなかったのは残念だが、

 

セットリスト

  1. 独り占め
  2. 気高く咲き誇れ!
  3. 都会の一人暮らし
  4. 青春まんまんなか!
  5. うるわしのカメリア
  6. Just Try!
  7. 初恋サンライズ