読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2017年1月22日(日) TOWER RECORDS presents ザ・感謝祭2017新春@品川ステラボール

 タワーレコーズの各レーベルよりCDをリリースするアイドルが一堂に会するイベント。出演はT-Palette Records からNegicco / アップアップガールズ(仮) / GANG PARADE / アイドルネッサンス  / WHY@DOLL、yourthsource recordsからDevil ANTHEM. / 上月せれな、箱レコォズ から じゅじゅ / エレクトリックリボン / Hauptharmonie / KOTO / リナチックステイト、神塔から 神宿、PENGUIN DISCから ハコイリ♡ムスメ。およびアイルネとリリカルスクールのコラボによるリリカルネッサンス。合間に参加アイドルによる腕相撲大会も開催とあって12時の開園から終演が20時近くという長丁場。今回は珍しく友人と参加したこともあり適度に小休止を取りつつ、じゅじゅ、Devil ANTHEM.、エリボン、KOTO、リナチックステイト、ハコイリ♡ムスメ、WHY@DOLLまで7組を鑑賞。もう少しアクティブに参加してもよかったと思うのだがやや後方で遠巻きに見ているとファンの熱気が明らかに中心の一部とその辺縁では違うためコールのタイミングもよくわからず拍子を取る程度の一般人ノリに終始。

 全体の印象として横に広いフロアと明るいステージは後方でも見やすく巨大なスピーカーから出力される音響はボーカルとオケの分解もよく聞きやすかった。出だしのじゅじゅのようなラウドロック系の低音では振動を体で感じることもでき迫力は十分。以下個別の感想:

じゅじゅ:黒髪美少女3人組が修道女をイメージした露出のほとんどない黒い衣装に身を包みゴシックメタルをコンセプトに激しく歌い踊る。オタクがしょっぱなからリフトのやり放題なのでどうなることかと思ったが、その後の出演者では一度も見なかったため、ここのファンが武闘派なだけだった模様。さすがにレーベルからリリースされるだけあって歌唱力、ダンスともパフォーマンスはしっかりしていた。音楽的にはCANDY GO!GO!や妹分のアンダービースティに近い感じだがその上になんだか面倒くさいゴシックホラー的なコンセプトを奉じているようなので応援していく上でいろいろと面倒くさそうな雰囲気。見ていてあまり楽しそうでないのがにんともかんとも。

Devil ANTHEM.:直訳すると悪魔の凱歌、ということでじゅじゅに続いて面倒くさいおどろおどろしいコンセプトアイドルが登場するかと思いきや可愛らしい中学生程度の少女たち。衣装こそ悪魔の角のようなものをつけてはいるがポップなアイドルソングを一生懸命歌い踊る姿は普通の若年アイドルそのもの。当日の4~5曲程度で判断はできないがどこへ向かうのか今一つ方向性がよくわからない印象。

エレクトリックリボン:さすがのパフォーマンス。好きで聞きに行くだけあってやはり肌に合っているのか曲よし、歌よし、見栄えよし。正月明けのせいかワンマンの時よりもリーダーがやや大きく見えたのはステージが広いせいだったか。定番の乾杯スターライト、波音チューニング、アイラインなどを披露。キャッチーでポップな曲調に覚えやすくノリやすい振り、しっかり安定した歌唱力と一見さんにも入りやすい間口の広さはこの日の出演者でも随一。

KOTO/リナチックステイト:ソロ二人が続いて登場。リナさんは以前ハピくるのハッピーセットで見たことがあったが広いステージでも堂々としたパフォーマンス。KOTOちゃんは初めて見たが演奏の全力っぷりは他のグループアイドルとは一味違うところ。

ハコイリ♡ムスメ:80~90年代のアイドルをコンセプトにオリジナルやカバーに取り組むとの触れ込みだったが、実に正統派なつくり。二組で色違いのチェックの衣装にベレー帽といういでたちはまさに80年代のアイドル雑誌から抜け出したかのよう。女優を目指すメンバーが集結ということでビジュアル先行かと思われたがきれいにハモるコーラスを聞かせたりと歌唱力もそれなりにしっかりしていた。連れて行った友人は90年代初頭にリボンやクレアを経て制服向上委員会へと行きついた元コアなアイドルファンだけにこの正統的な佇まいには惹かれるものがあったそうだ。

WHY@DOLL:さすがの貫禄。華やかさはステージでも大いに映える。音楽的には東京女子流がどっぷりはまって大失敗した楽曲派の運営が好む80年代のコンテンポラリーミュージックくさい方向性。付点多めのリズムに7thや9thを多用した短調系和声進行の地味なメロディーの曲で、一言でいうと角松敏生崩れっぽいとても地雷臭の強いジャンル。しかしながら曲の地味さを補って余りある二人のアイドル性によりなかなか華のあるステージ。適度に入れる「みなさん一緒に」の煽りを真に受けて一緒に踊ってしまうと意外に難しい振り付けもできないなりに参加意識を刺激されて終わってみれば楽しかったという稀有な経験。パフォーマンスも素晴らしいけどいかにもガチ恋系のファンが多そうだなあという印象。