2016年11月26日(土) なちゅらリウムvivid ウィンターフェス@パシフィコ横浜

 ロード・トゥ・パシフィコ横浜と銘打ってホームの秋葉原サイファー以外でこなしてきたライブツアーの集大成。運営さんがパシフィコ横浜と聞き5000人入る国立大ホールをイメージしてしまったのかやたら大げさ。パシフィコは基本的には展示会会場で、今回もスキー/スノボの特売セール会場とのことなので、イベントを盛り上げるための簡易設営ステージであることは十分予測できたため、実物を見てメンバーが落胆しなければよいがと思ったが、実態は筆者の予想をもはるかに上回るモノ。幅5mx奥行3m程度の超簡易設営ステージで場所は入口から入って前方の導線の分かれる中央付近。来場した人がまずは通らなければならない通路に面して衆人環視は免れない。一般客にアピールできるよい機会ととらえるか超絶アウェーととらえるか。

 土曜授業のため学校終了後にかけつけたはなちゃんがギリギリ間に合わずはるるん、あやち、あかりの3人で開始も緊張からか心なしか顔の表情が硬い。しかしながらパフォーマンスが始まってしまえば意外にもそれなりに人だかりが。ヲタサイドなちゅら陣営は少数精鋭のいつものおまいつ二人だが、共演の東京Cheer② Partyのヲタクがそれなりの数を擁し支援に回ってくれかおかげで、なんとか恰好がついた形。メンバーが欠けた場合の歌割りやフォーメーションもそれなりに練習していたのか、特に目立った瑕疵はなく順調に終了。サイリウムを振りながら踊るスタイルが珍しいのか小さな子供が何人かかぶりついて踊っていた。

 物販後の2回目のステージははなちゃんを加えさすがの迫力。彼女の歌は声に芯があり冒頭ゆっくりと歌い上げる場面がぴしっと決まる。筆者もサイリウム2本使いで場の盛り上げに貢献。途中電池が切れて一本になってしまったのはご愛敬だが。2回目もパフォーマンス後の割引券配布を目当てにしてかそれなりの集客。終演後のじゃんけん大会が一番盛り上がったかも。物販後はフルメンバーで会場の雰囲気にも慣れたせいか全体に堂々としたステージだった。何事にも動じないはなちゃんがステージに戻って心強かったことも大きいか。

 共演の東京Cheer② Partyは地下アイドルとしてもそれなりのキャリアを積んでおり知名度もなちゅらより上。メンバーも可愛らしい子が多く、ステージも手慣れた感じできれいにまとめ(人数が大い分、移動が苦しそうだったが)地下中堅としての貫禄を見せつけた。何はともあれ、初見のコールでなちゅらの舞台を盛り上げ支援してくれたヲタクには感謝。